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相続基礎知識|山田行政書士事務所

■ 相続の基礎知識

相続とは

「相続」とは、死亡した人の財産が、その死亡した人と一定の身分関係にある人に移転することをいいます。
死亡した人のことを被相続人、被相続人と一定の身分関係にある人のことを相続人とよびます。

相続によって移転する財産は不動産や現金などのプラスの財産だけではなく
ローン、借金などのマイナスの財産も含まれています。

したがって、相続するということは一切の財産上の権利義務を承継することであって
プラスの財産は相続するが、マイナスの財産は相続しないということはできません。

相続の開始

相続は、人の死亡の際に発生します。(民法882条)

死亡の際というのは文字通り、死亡の瞬間のことをいい、実際の遺産の分割や引渡し、名義変更等の
相続手続が進まない場合であっても、「相続」自体は被相続人の死亡の瞬間に成立しているのです。

つまり、被相続人の死の瞬間に相続財産に属する権利義務関係は、既に相続人に移転しているということがいえます。

生死不明な人の相続を開始するには

相続は人の死の瞬間に成立する事は相続の開始の項目で述べましたが、
それでは行方不明者の財産を相続する場合にはどのようにすればよいのでしょか。
このような場合、民法では一定の手続き行って、行方不明となっている人をある時期に死亡したものと
みなす失踪宣告という制度を利用する事になります。

失踪宣告の制度とは、生死不明となっている状態の人が、法律に定められた一定期間の間、
生死不明な状態が続いた場合に配偶者などの利害関係者が家庭裁判所に請求を行い、
家庭裁判所において、一定の期間公告をした上で失踪宣告を行うことをいいます。

失踪宣告を行う際の行方不明者の生死不明の期間は、失踪などによって生死が不明な場合には
7年間、戦地に臨んだ人や沈没した船にいた人などのように死亡した可能性が特に高い生死が
不明な人の場合には、1年間とされています。

家庭裁判所において失踪宣告が行われると、失踪の場合などは7年の失踪期間が満了した時に、
死亡した可能性が特に高い特別な失踪の場合には、その危難が去ったときに死亡したものと看做され、
このとき初めて相続が開始することになります。


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